Tama文庫
寒い時期にはあったか~いお風呂に浸かった瞬間、
じわ~~~っとした幸せを感じます。
帰る家があって、大切な家族がいて、暖かいお風呂に入って、
ベッドでゆっくり眠れることが、かけがえのない幸せだって痛感する。
当たり前の一日なんて、ない。
なんとなく過ぎていくような日常が、実はキセキのような幸せであること。
最近、ようやく気付けた気がする。
そんなワケでお風呂につかって
あ~~~今日も一日、アリガトウなんて思いながら、、、、
本を読むのが日課です。
この間は、さだまさしさんの著書「アントキノイノチ」を読みましたが
ストーリーそのものに感動するとともに
文章のうまさ、さださんの多才さに驚きました
高校を中退して引きこもっていた主人公の青年が
遺品整理の会社に勤めてさまざまなことに気付き、再生していくストーリー。
孤独死の問題などを含みながら、若者の感性・視点で捉える現実が凄い。
みんな、小さな命を大切に生きているんだって教えられる本でした。
日本は豊かなのに、どうしてココロは満たされないんだろう?
モノでは満たされないことを本当はわかっているのに
モノが溢れすぎて、本当に大切なものを選べない。そんな感じがする。
きちんと作られたものを、大切に使う。
これからの時代にこそ、必要なことだと思う。
安いものを簡単に手に入れて、使い捨てするって
便利だけれど、このままだと何でもすぐに、簡単に手に入るなんて思えたら
「頑張った」プロセスでしか得られない感動もなくなって
人の痛みを想像するチカラもなくなってしまいそう。
命の重さだって、わからなくなってしまいそう。
だから、子供たちのイジメや自殺の話を聞くと、心がズキズキ痛む。
きちんと作られたものを、大切に使うのと同じように。
自分に与えられた命を大切に、与えられた一日一日を大切に生きていければ
同じように他の人の命も、時間も、大切だってことが
自然に理解できるんじゃないかなあ。
スピーディーな世界だからこそ、丁寧に生きることを大切にしたい。
便利さと、不便さのバランス感覚が大切やね。
不便でも、それでしか得られないもの。
私は「本を読むこと」にそれを感じます。
確かにテレビなんかの映像、最近は3D映画なんてのもあって
視覚に働きかけることで脳にダイレクトに届く感動がある。
だから私も講演でパワーポイントなんか使うときがある。
だけど、本の世界は特別なんよね。
同じ本でも、自分の状態によって感動する部分が違ったりするし。
だから私は感動した本は特別な本棚にいれておくのです。
またいつか読み返して新たな感動に出会えるように。
そして、いつかジュニア君にもよんでもらえたらいいな~なんて思って。
そんなTama文庫には濃厚な本が並んでおります
本をよむのが好きになったのはいつ頃だったっけ?
学生のころは、読書感想文が嫌だったのにね。
できればジュニア君にも本をよむ楽しさを味わって欲しいなあ。
今のところ、絵本は大好きで、よんであげるが大変やけど。
話せる日が来るのを楽しみにしています
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コメント
ほんとに大切なものってわかってるはずなんですよね。
私も読書感想文は嫌でしょうがなかったです。
でも「不便な」読書は生きていくのに必要な想像力を育てるものだと思います。
お母さんが感動して作った文庫は、
きっとジュニア君にも伝わると思います。
そんな素敵な文庫が我が家にもあればなあ。。。
投稿: ていすと | 2013年2月25日 (月) 05時22分
ご無沙汰しております。ジュニア君大きくなりましたね~。私が最近読んだ本で衝撃をうけたのが、モームの「雨」です。読み終わった後しばらく呆けて動けませんでした。久しぶりにこのような本に巡り合えてうれしかったです。漫画では「暗殺教室」にはまっています。さださんの本も読んでみます。ありがとうね~
投稿: ゆうこさん | 2013年3月 1日 (金) 11時27分