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2011年4月

2度目の金沢

2011/04/28(木)

週末は食育協会のお仕事がありました

この土日はてっちゃんもお休みだったので

せっかくだからと金沢旅行となりました

今回は2度目の金沢なので、レンタカーを借りて和倉温泉まで

足を伸ばすことに

新大阪からサンダーバードで2時間半、ちょうどお昼に金沢駅に到着。

金沢は「加賀百万石」の伝統ある文化の町。

加賀友禅や輪島塗、和菓子などなども有名です。

京都と並ぶ華やかな文化ですが違いは「海が近い」ってことかな。

京の都は海が遠かったので

わざわざ「はも」みたいな魚を生命力に頼って若狭湾から運んだり

するもんね。

そのおかげで美味しい「鯖寿司」もできらんやろうけど~。

なので、金沢の食文化を堪能するにはやっぱりお魚!

そして、お仕事の前に、まずはお昼ご飯で充電しないとねっ

真っ先に向かったのは「近江町市場」です

前回はちょっと高級なお寿司を頂いたのですが

カウンター越しにまるでお茶会のような雰囲気で・・・

今回はもう少し、気軽に食べたいな~と市場近くのお寿司屋さんの中で

食いしん坊センサーの指示に従い「山さん寿司」にお邪魔しました

私たちが絶対に食べたかったのが「のどぐろ」。

カウンターに着くなり、置いてあるメニューじゃなくって

黒板のオススメを真剣に見る私たちに

「山さん寿司」の大将は

「とりあえず、この辺の美味しいもん5~6貫握ろうか?」

と提案してくださいました。

そして登場!!!

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さっと炙ったのどぐろ、さより、どろ海老、金沢であがったマグロのトロ。

さらに白イカに万寿貝。

のどぐろちゃん、会いたかったよ~ん

アブラがノリノリで、超おいし~ですっ。

白イカやどろえびは、鮮度の良さがわかる歯ごたえ。

何もかも美味しくて、幸せ・・・

あまりの美味しさにのどぐろはアンコールしてしまいました。

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ほかにも白エビやバイ貝など、12貫をサクっと平らげ。

今度、何かでプロフィール書くときは

好きな食べ物の欄には「のどぐろ」って絶対書こーなっ

とてっちゃんと誓ってお店を出ました。

そして、仕事を終えたら「和倉温泉」へ。

晩御飯は旬のお刺身や「能登牛」を堪能。

いよいよ翌日は、ずっとずっと行きたかった

「能登島ガラスミュージアム」へ

私は以前、ガラス職人を目指して弟子入りしてたこともあり

その当時から一度は行ってみたい場所でした。

ミュージアムは、まるで宇宙船のような建物・・・

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こちらはミュージアムショップとカフェ。

「アルマゲドン」に出てきそうよね。

もしくはタイムボカンシリーズとか?

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正面からは映画のロケもできそうな。

どう見ても基地!

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てっちゃんも建物を堪能してご満悦

そしてランチは漁港で海の幸や~~~

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モリモリの地魚丼。

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岩ガキを発見したら、食べずにはいられない・・・・

その他、甘エビのお刺身や焼き物なども頂きまして。

そーなると、甘いものが食べたくなるのよね。

向かったのは、やはり金沢と言えば辻口さんのお店「ミュゼ・ド・アッシュ」

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和菓子には向かわないところが私たちよね

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海辺の絶好のロケーションにカフェがあります。

まずは定番のシュークリームと、

お米とゆずを使ったガトーショコラ。

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そしてナッツのタルトに、季節限定のさくらロール。

てっちゃんは、能登ミルクにイチゴのシロップを入れて

またまたご満悦

金沢に戻っても、干物などを買い込み

結局は2度目の金沢も食べてばっかりでした

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骨がない魚

2011/04/18(月)

久々の九州への出張。

ホントならせっかくやしゆっくり観光したいんやけど

新学期が始まってそういうわけにもいかず

今回も大学の授業が終わってからの移動で、博多についたら22時。

翌日は佐賀へ移動です。

バレーボールのおかげで腰痛もちの私は、移動は飛行機派なんやけど

九州に行くときは、電車に乗るのが楽しみ

だってだって、水戸岡さんのデザインの電車に乗れるんやも~ん。

この日は「つばめ」に乗車しました。

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車内は皮張りのシートでかっこよく、

頭上の荷物置きも飛行機のようにパチっと蓋がしまるので

安全で見た目にもキレイ。

実用性とデザイン性を兼ね備えたところが素敵やわ~

ロゴもかっこいい!

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博多駅もリニューアルされてて、めっちゃキレイ

そこで警備されているおまわりさん?も、ものすごーくにこやかに

「おはようございますっ」って大きな声でご挨拶してくれるのよ。

思わず目の前まで行って私も満面の笑みで

「おはようございますっ」って挨拶したわ。

気持ちいい挨拶ってホンマに大切よね。

帰りの「さくら」に乗る前に時間があったので駅弁を物色。

「鹿児島黒毛和牛ステーキ弁当」と

「関鯖のちらし寿司弁当」を購入。

嬉しくって思わずてっちゃんに「今日の晩御飯は駅弁大会」とメールしたのだけど

「大会って何?」とのお返事が・・・

まあ、そんなにたいそーなモンじゃないねんけど

奮発して和牛と関鯖を買ったからテンション上がったんよ!

きのこたっぷりのお味噌汁とサラダを作っていただきました

4月は出張も多くてバタバタしがちやねんけど、

ちゃんと野菜も補給しなきゃね~

食後、テレビを見てたらあるバラエティー番組で

いろんな食べ物の工場を紹介してました。

私もてっちゃんも小さい頃から「働くおじさん♪働くおばさん♪」

の番組が大好きやったから、何かを造るプロセスが見れると

なんだか嬉しくってついつい見ちゃうんよね。

そこで放送されてた内容は、外国の食品工場。

日本に輸出するために、ベトナムの工場でいっぱいタコヤキが造られてたり。

しかも、ベトナムの人はタコを食べないのに!

甘栗の皮をひとつひとつ手でむく中国の工場。

そして、鮭やサンマの骨をこれも手作業で抜いていく!!!

その技術の凄さよりも、骨のない魚が日本に輸入されて学校給食に

出されていると聞いてびっくりしてしまったわ

学校の給食って、「食育」の場でもあるなら

魚の食べ方も学ぶことが大切なんちゃうの・・・?

確かに骨がなかったら食べやすいけれど、そのまま大人になって

魚の食べ方を知らなかったら、魚の食べ方が汚かったら

恥ずかしい思いをすることになるのに・・・

そしてその子が親になったら、やはり骨のない魚しか食卓には出ないやろうね。

なんか、おかしーやん!?

骨が喉にささったら危険やから?

「ウチの子が魚の骨でケガした!」と苦情を言う親がいるのか??

だとしても、私は子供っていうのは喉に骨が刺さりながら

「ご飯丸呑みしたらええ」とか言われながら、

魚の食べ方を覚えていくことが大切なんやと思う。

骨があるから面倒と食べ残されるよりは、骨なしでちゃんと食べてもらって

まずは魚の美味しさを知ることが大切?

それも、なんか違う・・・

魚を出されたら、ちゃんと感謝して食べる気持ちも伝えて。

子供だって、面倒やけどほかに食べるものがないから食べるってくらい

いっぱい遊んでお腹すかしてたらいい。

病院の食事ならまだ仕方ないかもしれないけれど・・・

それでも、物価が安い国の労働力を使って

何でも手軽に、楽チンになってしまうことに、その番組を見てて

私はものすごーく違和感を感じたんやけど。

みんな、ただ「あんなに早く栗をむいてすごーい!」とか

「魚の骨まで残さず、すばやく抜けるなんて、びっくり!!」

なんてことしか感じないんやろうか?

なんか、変じゃない??

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春のおでかけ

2011/04/11(月)

せっかくのいいお天気の日曜日、

お弁当作って、明石城にお花見に行ってきました

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桜が咲くと、どういうわけか雨が降って寒くなる・・・

だけど今年の桜はちょっと長持ちかな。

たくさんの人で賑わってる明石城ですが

桜を見ると、きっとそれぞれの想いが熱く胸にこみあげるんやろうな~

私の場合は、初めての一人暮らしをスタートしたのが桜の頃。

マンションの向かいが桜のキレイな公園でした

そして、母の命日、結婚記念日、、、、などなど

人生の節目の思い出には桜のシーンが浮かびます

皆さんは、桜にどんな思い出を重ねているのでしょう???

さて、せっかくの結婚記念日、そしててっちゃんの誕生日もあって

美味しいものを食べに行くことにしました

ストレス性胃炎からのカムバック祝いも兼ねてね~~~

ちょうど昨年は、友達2名がそれぞれのお店をオープンしたので

お祝いも兼ねて伺いました

まずはBolly君のお店「ワイン・プラネット」

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大阪の本町駅から徒歩1分

この日はせっかくだからと愛すべき仲間たち

zweiちゃん、あっちゃん、いもっちも一緒に美味しいひとときを。

zweiちゃんと私が先にお店に到着したんやけど、着いたときはびっくり

私たちの想像を超えたとても素敵なお店で

というのは冗談やけど、なんつーか、Bolly君のお店っていうと

隠れ家的なものを想像してたんよね~

ところがびっくり、ガラス張りですっきりしててとっても素敵

私たちが着いたときも、女性が一人でカウンターで

ワインを楽しんでおられました。

そんなシーンも、友達同士でワイワイにも、両方OKなイイお店です。

Bolly君とはもう10年以上の付き合いになりますが

一番印象的なのはブルゴーニュへの想い入れかなあ~。

当時、私はワインを飲み始めたばっかりで、ボルドーにはまっておりました。

ボルドーワインは、お金持ちがでっかいシャトーを運営しているものが多く、

法律でも数種類のブドウを混ぜることができるので、味が安定しているという

イメージがあったので。

Bolly君が当時、勤めていたお店に行った私はいつも

「私はフリーランスという仕事ガラ、十分リスキーなことしてるねん。

で、ワインには癒しを求めてるんよ。

ブドウ品種を混ぜようが、どうしようがかまへんから

美味しいのが飲みたいねん!!!

せやからボルドーのませろ~~~~」とほざいておりました。

しかし、Bolly君は断固としてブルゴーニュを奨めてきます。

ブルゴーニュは、ボルドーに比べると

小作人が造るワイン、といったイメージでした。

小規模で、ブドウ品種も赤はピノ・ノワールだけ。

畑の名前が同じでも、作り手によってぜんぜん味が違うし、

生産量が少ないから割高な感じがするし

ハズレたときのショックが大きい・・・・なんて思って。

(最近は、そんなこともないんやけどね~)

「まあ、エエから黙ってコレ飲んでみい~」と言うBolly君に

しぶしぶ従っているうちに、私もブルゴーニュ・LOVEになってしまったのでした

「ワインプラネット」では、お料理もBolly君のお手製。

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前菜にはキッシュ、シャンパンのピクルス、などなど。

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白にはイサキのアクアパッツア

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赤には沖縄豚のスペアリブを。。。

Bolly君は今もブルゴーニュへの愛は変わっていないけれど

その愛はますます深く、広くなり、新世界のワインでも

お手ごろでとっても美味し~のを奨めてくれます。

私は「お任せ」といってある程度の予算を伝えると

彼が持ってきてくれるワインの説明を聞くのがとっても楽しみです。

本当にワインが好きな彼のオススメ話はすべて飲みたくなる

不思議なマジックみたいやから。

実はワインを飲み始めて最初の頃、ワイン会などに呼ばれて顔を出すと

「ワイン好きなヒトって、何でこんなにウンチク語るんやろ??

な~んか、嫌な感じ~~~~~。

美味しかったらそれでええやん!!!」と思っていたんよね~。

だけどBolly君も、グラスハウスのTKDさんも

全然ウンチクじみたことは語らないんよね。

彼らが教えてくれるのは、そのワインが育ってきた歴史、

そしてそのワインを育んできた人のストーリー。

聞いていると、そのワインへの想いが増してきて

美味しさが倍増するから不思議。

そんな風に気持ちよくワインとの時間を過ごせるお店です。

正面のどデカイ、ワインセラーも見ものですよ~!!!

「ワインプラネット」

http://wine-planet.net/index.html

そして、もう一軒。

こちらも友人・キヨちゃんが昨年に新しく新地にオープンした

「キュイジーヌ・フランセーズ・キヨタ」です。

http://cuisine-fr-kiyota.com/

キヨちゃんのお料理は、マジックのようです

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フォアグラのポアレの下には、長野産のぶっといホワイトアスパラ

その下にはウニのソース・・・

違う食感、違う甘味が口の中で融合します

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金目鯛は、カワがぱりっと、身はギリギリの火入れ。

原木椎茸の香ばしさや食感に

青トマトのソースが引き締め役の一皿。

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北海道産のでっかいホタテは、半生。

下には牛蒡のソテーが敷いてあり、

マッシュルームのピュレと、トランペット茸のパウダー添え。

香りが際立つ一品です。

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肉料理は三元豚を低温調理で。

びっくりするくらい、し~~~っとりな豚肉。

その甘味を山菜の苦味が引き締め、

ペドロヒメネスのシェリーを濃縮したソースの甘味が

別世界の味を表現してます。

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デザートはオペラにとよのかイチゴとアイスを添えて。

いや~~~キヨちゃんワールド絶好調って感じ。

彼の料理は、ホントにお皿に絵を描くようで、まずは目で楽しめて。

そして香りをかいで、嗅覚を刺激して

さらに口の中で色んな素材の味や風味や食感が融合する・・・

宝探ししながら食べてるみたいな気持ちになるんよね~。

そんで、味わって、美味しさを探すって作業で

自分の味覚も磨かれていくような気がします。

さあ~~~っと。

美味しいお料理と楽しい時間でしっかり充電したから

新学期もパワー満載や

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スタートの季節

2011/04/01(金)

春はお別れの季節です♪(古っ)

とか

春なのに~~♪(古っっ

とかいう歌もあるけれど

春はスタートの季節でもあります

だけどやはり、春が来ると、桜の季節が来ると

なんだかしみじみとした気持ちになるのは何でやろう・・・

そんな気持ちで、先日のチャリティーマッチに行ってきました

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長谷部選手と、中澤選手の宣誓のときから

胸がジ~~~ンとしました

4万人を超える観客の一体感も熱くて

サッカーで、世界を動かすことができるんや~と感じた。

選手は一生懸命にプレーして、

観客も熱い気持ちで応援し、勇気と思いやりと強さを伝える。

そして、お金も集まって、誰かのチカラになることができる。

サッカーだけじゃなく、どんなスポーツだって、音楽だって、料理だって、

人間だけがもつ「文化のチカラ」を持ってる。

そして、キング・カズのゴォ~~~~ル

私のハートにも突き刺さりました

震災の自粛ムードで、なんか笑っていいのか?

楽しんでいいのか??って空気が漂ってるけれど

悲しみから立ち上がるためには、パワーが必要なんよ。

苦しんでいる人々に寄り添う気持ちも大切。

だけど、そんな気持ちに浸っていることがベストじゃない。

チカラ強く、活動することこそ、私にできることなんかもしれない。

自粛ばっかりやと、ますます経済状況も悪化するし

こんなときやからこそ、強く、明るく、一歩を踏み出そう

桜を見ると切なくなるのは

散ってゆく寂しさを知りながら、またチカラ強く咲く生命力に

人間の生き方を重ねるからなのかもしれない。

だから、桜に負けないように、生きなきゃね

大阪では、JR駅ビルの改装も終わりつつあり

まるで新しい都市が誕生するみたいです

そして阿倍野の町にも、新しいビルが立ち並んでいます。

その大阪駅と阿倍野に新しくできる東急ハンズ

今、発売の「Meets」は東急ハンズとのコラボ本です。

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その中の「街の仕事」というコーナーに

私も登場させていただいております。

私はオススメのキッチングッズをご紹介しているのですが

私以外の方々の記事がめっちゃオモロいです

こないだ「情熱大陸」に登場したプラントハンターの方や

コスプレDJ、きのこライターなどなど・・・

色んなアーティストや職人さんたちの御用達グッズが紹介されています

私は撮影小物やキッチングッズを探しにハンズに行くんやけど

「困ったときの東急ハンズ」と呼んでるくらい

悔しいくらい、色んなグッズが揃ってる。

だけど私が行くのは料理関係のコーナーに限られてる。

考えてみると

キッチングッズでも、こんだけの品揃えがあるなら

他のコーナーにもきっとすんげ~お助けグッズがあるはずやん?

そんな風に、東急ハンズを探検したくなる本です

機会がありましたら、ぜひ中身を見ていただければ嬉しいです

そして、街に繰り出して、春に目覚める虫たちのごとく

活動を始めましょう

せっかくの春なんやから

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