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地震

2011/03/14(月)

このたびの地震災害に心より申し上げます。

そして、お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りいたします。

私は3月11日、講演のため長野県の松本にいました。

講演を終えて14時53分の特急「しなの」に乗るべく

ホームで電車を待っていたところ、地震に遭遇しました。

最初は「めまい???」と思い、その後「いやいや、景色も揺れてる・・・」

と地震であることに気付きました。

松本でもかなりの揺れを感じ、駅のホームで何かにつかまっていないと

転びそうになるくらいでした。

阪神淡路大震災のときとはまったく違うタイプの揺れが、しばらく続きました。

駅のアナウンスでは電車が停止していることを知らされ

さらに余震があり、ホームは危険なので一旦全員が改札を出されました。

そこにはすでに人が溢れていて・・・

携帯はつながらず、かろうじてメールが使える程度。

あっという間に公衆電話には行列、駅の待合室は満席に。

気温4℃の松本で、とにかく暖かい場所を探して待たなければ・・・

と情報収集に右往左往しながら過ごしていました。

すると、出張が多い私を心配してくれた友人たちからメールが次々にはいってきて。

その情報にびっくり!

まさか、東北でそんなに酷い地震が起きていたとは想像もしていませんでした。

そのうち、東に向かう電車の運休が決まり、

名古屋に向かうバスも人が押し寄せてすでに満席。

私も今日は帰れないかも・・・と覚悟を決めようとしていました。

しかし、とりあえず名古屋までは「しなの」が動くとアナウンスがあり

急いでホームに戻りました。

名古屋までたどりついても、その後どうしよう?

新幹線が止まっていたら・・・と考え出したら不安はきりがありません。

電話はつながらないし、メールも届かなくなってしまって・・・

そんなとき、かろうじて届いたSMSで、まきちゃんがずっと状況を送ってくれました。

被害の状況、新幹線の運行状況、などなど。

その最新情報を同じ列車の方々と分かち合い、

関西に向けて帰る人々と祈るような気持ちで過ごしました。

まきちゃんと、てっちゃんが送ってくれた情報のおかげと

帰れなかったときのことを考えていろんな手配をしてくださった

ATMさん、かっちゃんのおかげもあり

8時間以上かけて何とか垂水にたどり着くことができました。

本当にありがとうございました。

しかし、帰ってテレビを見て、地震による災害の大きさに

改めて呆然としてしまいました。

とっさのとき、携帯がつながらない、状況がわからないという不安は

ものすごいストレスとなってキリキリと心にのしかかってきます。

状況がわかるだけでも、安堵感が得られます。

またそれに応じて瞬時に自分が何を選択するかが迫られます。

松本から垂水に帰る私でも、こんなに気持ちを消耗したのだから

東北にいた方々の気持ちを考えると、本当に心が痛みます。

何度も利用した仙台空港の映像にも愕然とし、

お世話になった福島や秋田、仙台の皆様の安否もわからず

考えるだけで涙が出ますが、私には祈ることしかできません。

地震ではありませんが、私は以前、

マンションが水漏れ事故にあい、すべての家財が水浸しになる

ということを経験しました。

そのときのことを想い出すと今でも涙が出ます。

「行ってきます」と当たり前のように出かけた我が家なのに

当たり前のよう帰ってくると、もう昨日までの生活には戻れないのです。

最初はショックを受けながらも

「何とかしなければ!」という緊張感のもとに行動できるものです。

思い出すことも「貯金通帳は?パソコンのデータは??」といったもの。

ところが、しばらく経つと、もっとも大切なことを失ったことに愕然とします。

それは、「日常」です。

当たり前のような幸せな日々に

もう戻れないことを認めなければならないとき。

どうしようもない喪失感に襲われるのです。

人間の力の小ささ、無力さを思い知らされる気持ちです。

だけど、こんなときだからこそ

私たちひとりひとりが、「何ができるのか?」を考えなえればなりません。

小さなことでも、どんなことでも

「自分にできること」を見つけて、行動する勇気を持たなければ。

少しでも多くの方々の無事をお祈りするとともに

微力ながら、次へ踏み出す一歩に繋がるお役に立てればと思っております。

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コメント

実は徳島に帰省していてまったく知らず。阪神方面の友人達から心配のメールがわんさか送られてきたが本人は徳島でのほほんと。帰京してみてびっくり!スーパーには何も無く、仕方がないから家にあった小麦粉で具のないお好み焼きを作って食べています。

投稿: pinot noir | 2011年3月15日 (火) 21時56分

こんにちは、Pinotnoirさん。
地震のときは徳島に帰っていたのですね。
無事で何よりです。
・・・が、東京には食べ物だけでなく色んなモノが不足しているようですね。
輸送などの影響なのか?
みんなが買い込みをしているせいなのか??
いずれにせよ、さぞかし不便なのでしょうね。
お仕事には影響ありませんか?

関西では、スーパーでもほぼいつも通り
食料品なども並んでいますが、
こちらでもいつまた地震が起きるかわからないですし
なんとなく不安な毎日です。

今はただ、一日いちにちを大切に
自分にできることを精一杯するだけです。

具のないお好み焼き・・・切なくなります。

Tama

投稿: Tama | 2011年3月16日 (水) 12時10分

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