震災の影響で3月後半の講演がキャンセルになり
おうちで過ごす時間が増えています
大好きな本を思う存分読める、と思ったのですが
オフや時間ができたときに限って体調を崩すのがお約束
風邪とか、何か病気になってるワケちゃうねんけど
身体やアタマが重かったり、とにかく眠かったりして
全身から「休んでくれ~~~!」ってシグナルを感じるんよ。
これは、長年自分の身体と付き合ってきたからわかる感覚。
こういうときに無理をすると、決まって後から風邪引いたり
どこか悪くなったりするんよね。
小さい頃からあまり体が丈夫でなかったけど、気持ちはいつも元気100%。
そのアンバランスからくる「ひずみ」で高校生くらいまでは
学期に一度は体調崩して学校を休んでいた。
「学校行きたいのに、いっぱいやりたいことあるのに、
どうして寝てなアカンのよ~!」と自分の身体にいつも不満を持ってたっけ。
だけどあるとき、身体の声も聴いてあげなきゃ、と考えた。
「休む勇気も、必要やねんで」と言ってた。
なるほど。
スイッチONばっかりじゃ、いつか壊れてしまうもんね。
妙に納得して、そこから心と身体の会話が始まった・・・
私の身体が「もう、ちょっとエエ加減に休みぃや~」と言うときは
声が出にくくなる
やたら眠くなる
アタマが重くなる
などのシグナルを送ってくる。
「そやね~、ハイハイ。ほな、ちょっと休もうか~」
これって、きっと免疫力が低下してるサインなんやろね。
身体の言うことを聞いて一日ゆっくり休むと、体力が回復する。
シグナルを察知して、言うとおりにしてあげると
身体も「おおきに、また頑張りね」と言ってくれてるみたい。
だから、仕事が休みの日、ちょっと気が緩んだときなんかに
ちゃーんとタイミングを考えてくれて
「今が休むチャンスやで~」とシグナルを送ってくるようになるのよ。
皆さんも、ぜひ身体の声を聴いてあげてみてくださいね。
そんなわけで、今日はおうちでのんびり過ごしてます。
けど、暖房はつけずに・・・厚着してます。
節電、節電、よね。
関西で節電しても、関東に届けられないから無駄、
という意見もあるけれど。
私はこんなときやからこそ、みんなが「使い捨て生活」を見直す
チャンスにせなアカンと思う。
電力が供給できるから、お金払ってるから、
使いたい放題使っていい、ってワケじゃないよね?
安いからって、特にいらないけど買っちゃえばいい、ってワケじゃないよね?
いつでも食べれるから、テキトーに食べてていい、ってワケじゃないよね???
特に日本は資源の少ない国やねんから。
自分にとって、本当に必要ものと、そうでないものを見極めて
シンプルに生きるって、大切やと思う。
自分にとって本当に必要なものと、そうでないものを知る。
必要なものは
ちゃんと作られたものを買って
大切に使う。
食べ物だって、ガラクタ食品ででカロリーや食欲だけを満たしてたら
心も身体も健康になんて、なれない。
だけど忙しかったり、食べる喜びだって大切にしたい。
だったら・・・「普段の食事」と「ごちそう」を区別するといいんちゃうかな?
普段は健康のことを考えて、できるだけちゃんと作られたものを
バランスよく食べる。
たまにみんなで食事するとき、お祝いのとき、週末なんかは
美味しいものを味わっていただく。
そういう区別ができてれば、美味しいものを味わいつつ
健康な身体を作ることもできるはず。
日本人は昔、そんな普段とごちそうの区別を「ハレ」と「ケ」の食事
って呼んでました。
今は、いつでもテキトーに美味しいものが食べれてしまう時代。
でも、だからこそ、取り戻さなきゃいけない。
思い出さなきゃいけない。
簡単に、テキトーに、すぐに手に入ったものが与えてくれる喜びは少ないってこと。
遊び疲れて、めっちゃお腹がすいた時に食べたご飯の美味しさ。
ずっと欲しくて、欲しくて、たまらなかったものを、やっと手に入れたときの喜び。
どんな食べ物だって、もとは生き物なんやから。
私たちの口に入るときには
誰かが大切に育てて、作って、やっとやっと完成したものなんやから。
たとえ自分がイチから作らなかったとしても
誰かがやってくれたプロセスを想像して、感謝して食べる気持ち。
そんな風に想像できる食べ物を選んで、身体を作っていこうという気持ち。
地震は、地球だって生きてるんやで!っていうメッセージかもしれない。
私たち日本人はもう一度、自分たちの環境や文化のことを思い出し、
ちゃんと考えて、これからの未来を選んで、造っていかなければ。
悲しいけど、苦しいけど、辛いけど、
心ひとつになって、立ち上がり、乗り越えていこう。
政治や、報道や、ヒトのせいにしないで
まずは自分自身から、本当に必要なものと、そうでないものを見極める気持ちをもつ。
きっと、本当に大切なものは、シンプルなはずやから。
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