光の射す方へ
日差しがピカピカな午後
ふと見ると、窓際の豆苗が伸びてる伸びてる
実はこれ、一回食べた豆苗の2世ちゃんです
1世代目はスーパーで買ってきて食べたんやけど
そのパッケージに水をやって育てたらまた生えてくる・・・と書いてあったので
試してしてみたところ、ホンマに伸びてきたっ
しかも全員がちゃんと光の射す方へ向かってる。
こんな風に迷いなく伸びていけるのが、なんだか羨ましく感じるほど。
植物は、ちゃんと自分の行くべき場所を知っている。
どんな小さな葉っぱも重ならないように、キレイで効率的な方法を解っている。
人間は、科学でその方程式を知ることができるけれど
そこから学んで、行くべき場所に進めているかというと、そうじゃないよな~。
そんなことを考えながら何かの答えが欲しくて読み始めたのがカール・セーガン氏の本。
宇宙科学者の彼が監修した番組「COSMOS」は幼い頃に
眠り目をこすりながらも、宇宙と生命の誕生の神秘に夢中になって観たよな~
知ってるアナタは同世代
久々に、格闘しながら読んだ本・・・
しかも、厳しい言葉が書いてあるやん。
人生は短いうえに先行きもわからない。
そんな一度きりの人生で、科学がさまざまな苦悩から救ってくれない以上、
信仰の安らぎを人々から奪うのは無情なことかもしれない。
しかし科学をこまぎれにして、都合のいいところでは持ち出し
都合の悪いところでは無視するわけにはいかない
まさに、現代の私たちの日常は
科学の都合のいいところなかりを持ち出して、
都合の悪いところでは無視してばかりなのかも・・・
こないだ食育セミナーで聞いた小暮剛さんの言葉にもあった。
人間は自然の摂理の中で生きている。
食べるということは、命あるものを頂いて、自分の命をつなぐこと。
しかし私たちの周りにあるのは、添加物だらけのニセモノ食品ばかり。
この怖さはすぐに体の異常となって現れないこと。
気づかないからと言って、そのままではいけない。
まず、ホンモノを知ることから始めなければ。
食育とは、「食を通していかによく生きるかを学ぶこと」だから。
不要なものが多すぎると、本当に必要なものが見えなくなるね。
人間って「捨てるのが下手な生き物」やから。
いっぱい持ってるほうが安心やから、捨てることには
手に入れるよりもたくさんの勇気がいる。
だけど、何かを手放そうとすると感じる心の痛みはより良い自分になるための
サナギが殻を脱ぎ捨てるためのしるし。
もがいて、苦しんで、殻を脱ぎ捨てられたらきっと
今よりも身軽な自分と、明るい世界が待ってるはず。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
コメント